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『乳酸を使いこなすランニング』

乳酸を使いこなすランニング

乳酸を使いこなすランニング

 

『 乳酸を使いこなすランニング』という本を読んだ。ランニング時のエネルギー代謝について、かなり噛み砕いた説明がされている。有酸素運動無酸素運動の違いやLTという言葉の意味は、なんとなく分かっていたが、知らないことも多くて面白かった。

酸素を必要としない代謝が中心となる運動が無酸素運動で、酸素を必要とする代謝が中心となる運動が有酸素運動と一般に言われているが、短距離走でも、酸素を利用した代謝が、かなり行なわれているということが理論的に説明されていたり、血中乳酸濃度は安静時に1mmol/L程度で、LTが2~3mmol/L、最大が15mmol/L程度であり、20km走では血中乳酸濃度が序盤から4mmol/Lを越え、ゴール直後では10.9mmol/Lというようなデータが紹介されていたりする。

具体的なトレーニング方法に関する解説はあまり多くないが、今後のトレーニングの参考にしていきたい。