考えるバカ

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『パーフェクトマイル』

パーフェクトマイル (ヴィレッジブックス N ハ 3-1)

パーフェクトマイル (ヴィレッジブックス N ハ 3-1)

 

 パーフェクトマイルというノンフィクションを読んだ。1954年に世界で初めて1マイル(1609m)を4分以内で走ったロジャー・バニスターと、そのライバルの物語である。

本書を読むと、1950年台は陸上競技プロスポーツとなる以前の時代であり、一般の大学生が学業とトレーニングを両立させながら、世界記録に挑んでいたことが分かる。ロジャー・バニスターは、オックスフォード大学医学生として、病院での研修を行いながら、夜遅くにトレーニングを行っていたそうだ。1人あるいは数人の仲間やコーチと共に、インターバルトレーニングなどを行っていたらしい。

ロジャー・バニスターは1954年に1マイル3分59秒4の記録を達成してまもなく、医師の国家試験に合格し、神経学者として多大な業績を残している。アマチュアのアスリートとして、限られた時間の中で、偉大な記録を達成したロジャー・バニスターのエピソードは、市民ランナーとして勇気づけられる。名著だった。

 

ちなみに、ロジャー・バニスターが初めて1マイル4分を切ったレースの動画がYoutubeにあった。

第12回柏崎マラソン

IMGP6513

昨年に引き続き、柏崎マラソンに出場。3時間51分41秒(ハーフ通過:1時間58分04)で完走。昨年より40分以上遅くなってしまったが、ロクに練習していないので、仕方ないかなという感じ。

  • 0-5km 30:29
  • 5-10km 28:55
  • 10-15km 27:02
  • 15-20km 26:01
  • 20-25km 25:24
  • 25-30km 25:14
  • 30-35km 26:39
  • 35-40km 28:34

神戸マラソン等に落選し、とりあえず申し込んだ柏崎マラソン。あまり、モチベーションが上がらず、他のことで忙しかったこともあって、ほとんど練習をしていなかった。ここ数ヶ月は、月に50kmぐらいしか走っておらず、完走できるかどうかも危うい状態だった。

どれくらいのペースで走れるか分からなかったので、前半は、ゆっくり走りだし、後半に余裕があればペースを上げる作戦でいった。ほとんど最後尾で走りだして、徐々に前のランナーを追い越していった。給水所が5km毎にあったので、給水所でしっかり給水してから、ペースを上げて走りだすというイメージで走った。

30km以降もできればペースを上げたかったが、足が痛くて、全然ダメだった。31,2kmの急な登りは大部分を歩いた。それ以外は、歩くのを我慢して何とか走りきった。ハムストリングが攣りそうなのをこらえて走っていたが、最後にトラックに入ってから攣った。ボロボロだった。

ラップを振り返ると、最初から5km26分ぐらいで走りだしていれば、3時間45分ぐらいで走れたような気もする。まぁ、でも今回は完走できただけでよしとしよう。

次のマラソン大会は、来年3月の能登和倉万葉マラソンにエントリー済み。今度は、ちゃんと練習して挑みたい。

最近買ったランニング本リスト

なんだか走る意欲が低迷しており、ブログの更新も止まっている。最近数ヶ月に買ったランニング関係の本のリストをとりあえずメモしておく。気が向いたらレビューを書こう。

マラソンは上半身が9割

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EAT&RUN 100マイルを走る僕の旅

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Run or Die

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リディアードのランニング・バイブル

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【陸上競技版】4スタンス理論

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第34回高岡万葉マラソン

IMGP4878

高岡万葉マラソン(ハーフマラソン)に出場。1時間32分27秒だった。自己ベストから4分以上遅い結果になってしまったが、練習不足や暑さを考えると妥当な結果かと思う。

  • 0-5km      19:09
  • 5-10km    21:35
  • 10-15km  22:48
  • 15-20km  23:07

キロ4分ペースで走るつもりだったが、序盤で少し飛ばし過ぎた。スタートとゴールになる競技場が山の中腹にあるので、スタート直後に下り坂があることを考慮しても、5kmを19分9秒というのは無理があっただろう。そもそも最近の練習不足を考えるとキロ4分というペース設定も無謀であった。

5km過ぎから既に息が上がってしまい、筋肉にも疲労感を感じた。「このままのペースで走り続けるのは無理だ。辛い。止めたい」と思うが、「とにかく前に進むんだ」と自分に言い聞かせて耐えた。長い距離を走る時は、最初は辛くても途中から楽しくなってくることもあるが、今回はずっと辛いままだった。苦しみながら徐々に失速していくという感じのレース運び。気温が25度前後あり、暑さという点でも苛酷だった。小規模な大会なので、5kmから15km区間は前後に、ほとんどランナーがいなくて孤独感もあった。

終盤は大きく失速したので、後ろからやってきたランナー4,5人に抜かれてしまう。ラスト1km地点で女子の1位の人にも抜かれた。ついていこうにも足が痛くてペースが上げられなかった。最後の競技場への上り坂では、ほとんど歩くようなペースだった。

とにかく辛かったが、リタイアせずにゴールできて良かった。レース中は、辛くて止めてしまいたいと感じるのに、ゴール後は、もっと速くなりたいと思うのが、マラソンだ。来年はもっと練習を積んでリベンジしたい。

元取山ラン

高岡市福岡町の元取山(197m)に行ってきた。トータル20km、2時間半ほど。元取山周辺は初めて行ったが、史跡が多くあり、道や案内板もよく整備されていた。今回は鳥倉の集会所横から林道を登り、元取山山頂、鴨城跡の順に回ってから、加茂地区に下りた。その後、近くの"城ヶ平山"に登ろうとするも、親王塚という古墳を過ぎたあたりでルートが見えなくなり、途中で断念して下山した。登ろうとしたところとは別のルートがあるのかもしれない。

元取山山頂からの見晴らしは、予想以上に美しかった。山頂までは眺望のきかない林道が続くが、山頂に出ると途端に180度のパノラマが広がる。標高は低いものの平野部との距離が近いため、特徴的な眺めだ。

高低差が少ないので、トレーニングとしての負荷は軽めだった。無補給だったので、後半は脱水かつエネルギー切れ気味だったが、難なく走り切れた。

IMGP4773
元取山山頂までは整備された林道を登る。

IMGP4776
美しいトレイル区間もある。

IMGP4781
元取山山頂からの眺望。思いがけない美しさ。

IMGP4805
元取山中腹の鴨城本丸跡。

IMGP4797
鴨城周辺の林。綺麗に整備されている。

IMGP4828
元取山から下山後、城ヶ平山を目指すが下草が茂り、道が分からず。


西高岡駅からのGPSルート。より大きな地図で 元取山ラン を表示。